社労士試験の選択式で補正後「1点」はありうるのか?

社会保険労務士

選択式は8科目で、点数は各科目5点で合計40点です。合計で6割~7割の合格基準があり、それ以外に各科目で3点以上という足切りラインがあります。この足切りラインが社労士試験をより難しくしています。ただ、年度によって科目ごとの難易度にブレがあり、年によってはこの足切りラインを2点に下げる補正が行われます。この補正は過去に何度も実施されており、年によって対象の科目もまちまちです。では、この足切りラインが1点まで下がることはあるのでしょうか。過去の結果を見ると、3回ほど「1点」になった時があります。
第42回(平成22年)国年

第40回(平成20年)健保

第36回(平成16年)健保
すべて社会保険科目で、健康保険は2回も行われてます。それぞれ、どんな問題だったか簡単に振り返ってみます。まず、第42回(平成22年)の国民年金は、特例水準の年金額について、3か所で細かな「割合(%)」を聞いてます。次に、第40回(平成20年)の健康保険は、健康保険組合の調整保険料について、ピンポイントのテーマをかなり深堀してます。最後に、第36回(平成16年)の健康保険は、高額療養費で馴染のテーマではありますが、選択肢がすべて数字でパニック必須です。

ちなみに、並んでた選択肢はこんな感じです。

①48,600
② 8,000
③40,000
④24,600
⑤25,000
⑥32,000
⑦28,000
⑧15,400
⑨40,200
⑩35,400
⑪72,300
⑫77,700
⑬23,800
⑭11,800
⑮49,800
⑯52,200
⑰15,000
⑱ 9,800
⑲37,800
⑳12,000

おそらく文章題だけを見て数値をすべて埋めてから、この選択肢を見て選ばないとハマる可能性大です。さすがに補正で「0点」になることは無さそうなので、最低でも気合で1点はもぎ取り、どんなにきつくても2点を死守する戦い方が必要になります。

※令和3年の労一は4回目ということになります。

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