行政書士独学勉強法【まとめ】~完全独学で一発合格~

行政書士

はじめに

行政書士一発合格!

行政書士試験を受験して、 無事に合格できました。 よく社労士と比較されますが、 試験のポイントはかなり違います。 簡単に言うと、 行政書士は素直な問題が多いです。 記述式、択一式、選択式と出題形式が多様なのが大きな特徴ですが、 基本は択一式の攻略になります。 注意点は、科目として民法だけが異様に難度の高いことと、 一般常識に足切り点があることです。 それに比べると、 社労士の科目はそれほど難易度の差はないと思ってます。 年金科目が少々難しいかも知れませんが、 どの科目も似たような勉強法で大丈夫です。 行政書士の場合、 民法だけはまったく別の深い勉強をしないと太刀打ちできません。 これが突出して難しいだけで、 その他は社労士の科目に比べれば簡単な印象です。 とはいえ、行政法がメインなので、 民法でこけても何とかなります。 社労士のように科目ごとに足切り点はないので、 商法とかは完全に捨て科目です。 また、鬼門となる一般常識の足切りですが、 国語の現代文がガチで出題されるなど、 本当に一般常識そのものなので、 対したことはありません。 足切り点のある社労士択一の一般常識の方が格段に難しいですし、 選択式の残酷さに比べれば、 まったくもって比較できないレベルです。 もちろん行政書士の業務に関係あるものがほとんどですが、 風俗のお店の特徴を聞かれるとは思いませんでした。 もちろん、その問題は確実に取りましたが(笑) ということで、 内容としては行政書士の方が民法だけ異様に難しく、 合格基準は社労士の方が鬼畜レベルに厳しいです。 合格率の差以上に社労士の方が資格難易度は高いと言えます。 ただ、社労士はある一定基準を越えれば、 一気に高得点ゾーンに入れます。それに比べて、 行政書士は合格ラインに到達するのは楽ですが、 高得点ゾーンに行くのはかなり厳しいです。 その理由は司法試験組、司法書士組がいるからです。 それらの超難関資格組が合格者のかなりの割合ならば、やはり行政書士も相当難しい資格なのかもしれません。 ということで、両方受けてみての感覚としては、 働きながらだと行政書士は1年、 社労士は2年必要という感じです。

行政書士合格までの勉強時間

昨年11月11日の試験へ向けて、勉強してきたスケジュールは、このブログ内ですでにすべて公開しております。その時間数を集計してみました。その結果、合計で「596時間」でした。エクセルで毎日予定を見直しながら進めており、そこに○△×の3段階で勉強時間を設定して取り組みました。○は6時間、△は4時間、×は2時間としました。

つまり、休みの日で時間が取れる時は6時間の勉強、休みだけどちょっと用事がある場合は、6時間も出来ないので4時間の勉強、そして、平日は通勤時間を使って2時間の勉強としてます。休みの日なのに6時間しかやらないのか、と思われた方いるかも知れません。8時間や10時間やるのは可能だったのですが、ここは無理してストレスを貯めたくなかったのと、ある程度の期間を勉強するのに、これがちょうど良い時間と判断しました。集中力もこの6時間を過ぎると、一気に低下することがわかりました。独学受験生はこういった自己分析を大事にした方が良いと思います。

働きながらなので、やはり休みの日は無理はできません。そして、妻子ある身なので、全く持って家族サービスしないというわけにも行きません。これが行政書士レベルではなく、もっとレベルの高いものであれば変わってくるかも知れませんが、私としては、このくらいの時間数で何とか突破できるような勉強をしたいと思っておりました。労力的にも、金銭的にも、非常に効率良く勉強できたと思ってます。実際に時間数も一般的に600時間といわれてますので、必要最低限の時間数は確保できていると思います。

やはり、独学受験生は、無理せず、計画的に、そして着実にこなしていくのが、一番大事だと思います。

受験勉強スタート時期について

行政書士の試験は11月中旬。6ヶ月あれば合格出来るという話は良く聞きます。そして、勉強時間は600時間必要とも言われます。これは単純に1ヶ月で100時間という計算なんだと思います。でも、1ヶ月100時間は、働きながら確保するのは可能なのでしょうか?私は社労士でもあるので、月に100時間というと、国が考える時間外労働の過労死ラインを越えている…などと考えてしまいます。つまり、月に100時間の捻出は結構きついのではないかと。私は月の学習時間を80時間で考えてます。それをもとに各種資格に必要な勉強期間を考えるようにしてます。そうすると、600時間÷80時間=7.5ヶ月が必要な期間となりますので、4月から始めないといけない計算になります。私はギリギリが嫌いなので、2月から始めた訳ですが、受験に挑戦される方、ぜひ頑張って栄冠をつかんでください。そして、完全独学で挑む決意をされた方は、周りに振り回させることなく、我が道を突き進みましょう。

受験費用の最安記録なるか

行政書士試験の受験費用を算出してみました。おそらく最安記録ではないでしょうか。

予備校費用0円
教材費用18,784円
受験料7,000
合計25,784円

独学の醍醐味はこの費用の安さです。予備校費用は本当に高いと思ってます。司法試験受験生は無勉でも合格できるようなので、その人たちには負けそうですが、純粋に行政書士を目指す上では、かなり抑えられました。中古で無駄なものを買ってしまったので、それを抜くとあと3,000円くらい低くできそうです。もちろん、合格していることが前提ですが・・・でも、どうしてこんなに安くできるかを考えてみました。予備校利用するとすぐに10万くらいは超えてしまいます。この差額は、「モチベーションの維持」と、「情報不足による不安」の対価だと思います。つまり、合格へ向けての絶対的なモチベーションがあり、不安を吹く飛ばすほどの情報収集ができれば、予備校利用はしなくても済むということになります。でも、それがなかなか難しいからみんな予備校を利用するのでしょうけど、合格率の低さを考えると、利用すれば合格が保証されるわけではないので、その費用対効果をどう考えるかだと思います。時間を効率良く使うために、ポイントをまとめて解説してくれる予備校の導入授業や、合格までのカリキュラムは、独学ではなかなか維持できないパフォーマンスの高さであることは確かです。とはいえ、独学といっても、利用するテキストは予備校ものを使っているので、やはり、全く持って予備校を利用しないというのは、ちょっと現実的ではありませんね。

科目ごとの勉強法

行政書士試験は、行政法に時間をかける作戦は有効!

行政書士試験には、法律科目として、司法書士とも被る憲法、民法、商法の有名な3科目に加えて、行政書士独自の行政法を含めた4科目があります。司法試験受験生は4科目とも被ります。それぞれ科目の配点も難易度も大きく違います。配点は行政法が極端に高く、難易度は民法が極端に高いです。行政書士合格後に、司法書士を目指すなら、民法は司法書士の教材を使い、行政書士では捨て科目とされる商法も絶対に捨ててはいけません。

ここまでのことは、色々なブログを見ていればすぐに得られる情報です。その上で、独学ならではの考え方として、「とにかく行政法を極める」ことを協調しておきます。つまり、行政法においては、択一も選択も記述も、すべて満点狙いでいくべきということです。当たり前すぎる考え方に疑問を持たれた方もいるかも知れませんが、これはこれで学習を進めていくなかでブレやすいからです。何故かというと、まずは民法の難しさに戸惑います。これにより、行政法より民法を重視したくなります。次に、同じ公法でも憲法の方が楽しいので、行政法の位置づけを低くしていまいます。そして、一般常識の足切りにビビるあまり、出ることはないとわかっていても、政治・経済分野に時間を費やしてしまうのです。最後の極めつけは、行政法のつまらなさに飽きてきてしまうのです。このような状況から、勉虚を進めていくうちに、この試験における行政法の重要性をいつのまにか忘れてしまい、合格ラインを危うくしてしまうのです。さらっと書きましたが、行政法のつまらなさは天下一品です。事実なので何度も書きます。行政法は最高につまらない!重要なのでもう一度書きます。行政法は最高につまらない!

ただし、このつまらなさを勇気を持って乗り越え、徹底的にやり込んで行政書士試験に臨めば、必ず最高の結果になると思います。簡単だからといって手を抜いてはいけません。つまらないからといって手を抜いてはいけません。民法の難しさにめげたらすぐに行政法に戻りましょう。民法の面白さに満足する前に行政法に戻りましょう。憲法の崇高な前文を暗記する暇があったら行政法に戻りましょう。択一だけでなく、選択式も満点を狙いましょう。もちろん、記述式も満点を狙いましょう。行政法なら狙えます。だって簡単だから。唯一の難点はつまらないだけです。行政書士試験の勉強に楽しさを求めては行けません。ひたすら行政法の満点を狙うことを中心に考えて、他の科目は配点に合わせて学習するくらいがちょうど良いのです。もっというと、行政書士は法律科目がありますが、法務省の資格ではなく、総務省の資格です。街の法律家と言われますが、行政の何でも屋の方が近いのです。当たり前のことですが、ここまで行政法の学習に力を入れた方が合格しやすい資格ということを誰も教えてくれないので、叫ぶかのごとく書いてみました。独学受験生、ここんところをしっかり押さえておこう!

行政書士試験の憲法の判例は結論よりも基準が重要!

憲法を学習する上で重要なのは、もちろん条文解釈になりますが、最高法規ゆえに抽象的になりやすいのが憲法の特長です。条文そのものは覚えやすいものが多いと感じましたが、それは小学校の時から学校で勉強してきたからですかね。でも、行政書士試験では条文以上に判例が必要です。そして、判例の中でも結論よりも基準が重要です。教材に出てくる判例の中には、結論が全くわからないものもあります。合憲判決であっても違法の時の判断基準が書かれていたり、またその逆だったりします。要は判例での判断基準を大事 にしていて、その時の言い回しがそのまま条文のような使い方をしてます。これが判例法のように使われている頻度が高いわけです。民法の場合は、判例の結果を覚えることが多いですが、憲法の場合はそれだけだとダメなわけです。この事を理解した上で憲法を勉強しないと、まったく点数が取れなくなります。択一ならまだしも、選択式では更にその傾向は強まります。というより、判例の穴抜きになることも多いので、しっかり判例の重要表現は押さえておく必要があります。ここら辺が他の科目との違いなので、憲法を学習する際は注意しましょう。

民法とその他の科目

行政書士の勉強は、 とかく行政法が中心になりやすく、 次いで民法ときて、その後は憲法・商法・情報を平たくやるイメージではないでしょうか。商法にいたっては捨て科目ともされています。ただ、私はこの考え方は間違っているのではないかと思ってます。そのポイントは民法です。その他については、上記の考え方で問題ありませんが、やはり難解な民法だけはちょっと扱いが変わってきます。

というのも、憲法・行政法というのは内容が簡単で、とても勉強しやすいです。もっと言ってしまえば、中学生で扱う内容です。商法についても持株会社のあたりは同様です。言い換えれば、単純暗記に持ち込みやすい科目とも言えます。しかし、民法はさすがに中学生で扱うわけにはいきません。大学になって初めて学ぶ人が多いかと思いますので、まさしく、「民法」と「憲法・行政法」は、大学生と中学生くらいの違いがあると言っても良いのではないでしょうか。

ということで、行政書士の勉強において、民法だけは違う勉強方法を取る必要があると考えてます。出題形式を見ても大きく違います。択一と記述を比べてみれば良くわかります。行政法は択一76点、選択16点、記述20点。記述の割合は18%程度で、その出題内容も択一の延長で行けます。一方、民法は択一36点、記述40点。記述の割合は53%程度で、かなりの割合を占めます。よって、記述は「択一の延長で解く」というわけに行きません。それよりも、記述中心に勉強を進めるべきです。たしかに自分がやってきたことを振り返ってみると、民法は記述用のテキストから初めても良いかと感じてます。すべての科目を平らに勉強するだけでなく、こういった科目の特徴を踏まえて、勉強方法をかえるのは重要かと思います。

記述のテキストでおすすめは合格革命シリーズです。

このテキストは何と言っても、基本編と応用編に分かれているのが良く、出るところを繰り返し扱っているので、記述の考え方がわかり、択一対策をやりながらも記述のイメージができます。ぜひ試してみてください。

行政書士試験の民法は集中学習でレベルアップしよう!

このブログで何度も書いてますが、行政書士試験において民法というのは非常に重要な科目です。メインはもちろん行政法なんですが、それは分量に比例して得点が伸びるので高得点が可能です。つまり最もコストパフォーマンスが高い科目。でも、民法はそこまでの配点ではないにしろ、決して捨てるわけにはいかない科目。なおかつ、行政法その他の科目とは比較にならないくらい難しい科目です。そして、いくら時間をかけてもあまり高得点が取れないため、何とか6割程度を確保できればという感覚になります。つまり、相当コストパフォーマンスが悪い科目なんです。だから、やるならば集中して覚悟を決めて取り組むのが一番です。覚悟を決めたならば、使う教材は司法書士のオートマ基本テキストの民法です。そう、行政書士ではななく、司法書士です。三分冊でボリュームがありますが、行政書士試験においても、これを一度一通り学んでおく価値はあります。タイミングとしては、いきなりやるのではなく、少しは行政書士テキストで民法を学んでからがベストてす。さすがにここから入ると挫折する可能性 があります。そして、それをやるならばまとまった休みということで、ゴールデンウィークがお奨めです。夏のお盆休みも考えられますが、ちょっと遅い気もします。

民法が難しい

行政書士の試験範囲で、一番難しいのが民法ですよね。他の科目とは明らかにレベルが違います。たぶん他の科目の3倍くらい時間を書けないと、均等な点数は取れなさそう。配点もそこそこ高いので、捨てるに捨てられない。 皆さんどうやって攻略してますか? 私が使っている合格革命では、 必要なことはすべて書かれていると思うのてすが、何度やっても覚えられない感覚があります。 賃貸借が絡むと色々例外扱いになるあたりは、 やはり混乱の極みです。 とはいえ、 立法趣旨から誰を保護すべきかを考えて、常識的な感覚で選べば何となく正解してしまうのが、 行政書士試験の民法のレベルがだと思うので、 そこまで深刻にならなくても良いのかとも思います。 記述式の2問で12点~15点ずつ取れれば、 かなりのプラスになりますが、 ここで何も思い浮かばないと、 すごい焦りそうな気がします。 そういった意味ではこの記述式は大きなポイントなってきます。問題ごとに3つくらいキーワードが必要で、そのうち2つを書ければ先ほどの点数になるみたいなので、 各テーマごとにしっかり頭に叩き込んでいきます。 個人的には、行政法の方が記述は簡単だと思ってます。 行政書士に合格したら、 司法書士か司法試験予備試験に行きたいと思っているので、民法はしっかり攻略しておきたいところです。

本当の捨て科目は、商法ではなく、民法の択一かも知れない?

行政書士は180点を取れば受かる試験です。一般常識の足切りは気になるところですが、それを除けば、とにかく180点とれば合格なのです。これほど分かりやすい試験はありません。そして、こんな単純な試験でも色々な戦略が考えられます。でも、ネット上の情報では、どの科目も平均的に6割を目指す作戦ばかりです。試験情報をネットで得ることがメインになる独学受験生には、ここらへんはとても物足りなく、かつ不安になりやすいところです。とはいえ、予備校でも恐らく同じ作戦しか言えないのではないでしょうか。それは不合格の場合の責任が取れないからです。ということで、今日は独学で行政書士および社労士を合格してきた経験から、思いきって行政書士試験の捨て科目について語ってみたいと思います。ズバリ、行政書士試験の捨て科目は、「民法択一」です。皆さんはきっと商法か一般常識をあげてくると思ってましたよね。独学のプロとしてあえて提案するのは、「民法択一」を捨て科目に認定することです。行政書士試験のメイン科目は間違いなく行政法です。そして、その行政法の次か、場合により同等に扱われる民法を捨て科目認定するのには、非常に抵抗があります。でも、何故「民法択一」をあえて捨て科目認定するかを聞いてください。この民法択一は9問なので、27点分になります。これはそれなりの点数ではありますが、かといってそこまで大きな点数ではないのです。憲法は択一15点と選択8点の23点なので、それとほぼ同格になるはずです。そして、なんといっても民法は難しいので、択一で高得点を狙うにはかなり時間を費やします。ここにコストパフォーマンスの悪さがあります。4問とれれば十分と考えていくと、そこまで気を張ることがなくなるのです。そして、最大のポイントは、択一を捨てるだけで、記述を捨てるわけではありません。つまり、民法は記述対策をメインに勉強すべきということです。ここが最大のポイントです。民法記述式の配点は40点です。半分取るだけで20点。7割の28点で択一の満点分です。こんなにボリュームのある民法記述は徹底的に高得点を狙うべきです。もちろん、記述式なので満点は難しいですが、平均点が下がれば記述式で調整が入る行政書士試験においては、記述に力を入れるのは理にかなってます。そして、民法の記述式は確かに簡単ではありませんが、問題に対して3つほどのキーワードが浮かべば、あとはそれをつないでいくだけなので、司法試験などの論述式とは全く違う方式なのです。記述式というより、穴埋め問題に近いです。そうなると、実は暗記科目ということになるので、対策がたてやすいのです。択一対策をやりながら記述対策をやるのはほんとうにきついです。どうしても択一に意識がいき、択一が完成してから記述に行こうと考えるのが普通です。でも、そんなことをしていたら、いつまでたっても民法択一は完成しません。そこで発送を切り替えて、とにかく民法は記述式を徹底する勉強をしてみてはどうでしょうか。そして、その知識だけで択一も以外といけるのではないかと思ってます。もしくは、記述で骨となる考え方を学んでおけば、択一でも応用できると思います。私は行政書士試験の勉強をしながら薄々この事に気づいてましたが、確証が持てずに、最後はやはり民法は択一の方に力を入れてしまいました。そこを記述式に時間をかけていれば、200点台は行ったのではないかと思ってます。ということで、民法択一に行き詰まりを感じたら、思いきって民法択一は捨て科目として、記述メインの勉強にきりかえてみてはどうでしょうか?そうすれば頭はスッキリして、必要な情報のみ暗記できるようになって、それまで勉強した細かな情報もまとまってくるかと知れません。

行政書士試験の商法は捨て科目???

行政書士試験のブログなどを見ていると、商法は捨て科目としているものがチラホラありました。確かにたったの5問で3問取れれば十分です。そうなると、さらっと勉強して、後は運頼みみたいな書き方をしてますが、これには絶対に反対です。もちろん、それであと一問足りないとなったら責任は取ってくれません。独学の場合、こういった無責任な発信に騙されてはいけません。本人としては必勝法と思って書いているのかも知れませんが…商法は確かに行政書士としてはあまり実務でも使わないかも知れません。司法試験と司法書士の受験予定者は捨てることはできないので、ちゃんと勉強してきます。また、商法は簡単な問題と難しい問題がハッキリとしていて、普通に勉強していれば、多少あやふやでも3問は取れるように作られてる気がします。

つまり、3問を確実に取る勉強が必要で、捨て科目にすると0点の可能性があるということ。いったい、この合計で9点はどこで挽回するのでしょうか?行政法では少しでも多く稼ぎたい、民法では極力失点を防ぎたい。これがまさしく行政書士試験の必勝戦略です。憲法、商法では最小限の労力で手堅く3問分は取っておき、あとは一般常識でチキンレースが待ってます。商法を捨てる余裕なんてないはずです。少なくとも今回の試験の難易度では、商法を捨てるのは命取りになりかねない。計画性が命の独学者は、こういった情報に乗っかって、危ない攻略法を選んではいけません。完全独学の道は、ひたすら勝利から逆算して計画をたて、その通りに着実にこなしていく道を選ばなければいけません。

商法を理解するには、会社組織を知らないと辛いかも

行政書士試験のマイナー科目に商法というものがあります。中身はほぼ会社法なんてすが、この内容は会社員じゃないときつくないですか?普通に大学の法学部では扱われるのですが、取締役とか、執行役とか、委員会とか出てきて、顔がイメージできないと、何がなんだかよくわからなくなります。テキストには顔が出てきてイメージしやすくなってますが、好き嫌いがハッキリとわかれるのかなと。配点も低いので捨て科目宣言しているブログもチラホラありました。さて、この商法(会社法)については、独学受験生はどう考えれば良いのでしょうか?あくまで商法は民法の特別法なので、その違いを中心に勉強しつつ、会社組織は実際の人をイメージして読む。会社組織がわからなければ、サークルとかでも良く、できるだけ大きな組織をイメージして、その人物に役割を与えてしまうのです。とはいえ、そこまで配点は高くないので、やっぱりほどほどの学習に、ほどほどの理解度で試験に臨むしかなさそうです。それで3問取れれば御の字という作戦が最も効率良くやる方法なんでしょう。そして、このくらいの勉強のことを、「捨て科目」扱いで書かれている方もいるので、そこは注意ですよ。さすがに合格者で商法を全くやったことがない人はいないはずです。「捨て科目」にして良いのは、司法試験または司法書士試験受験経験者くらいです。それ以外で本気で合格目指すなら、どんなに時間が無くても、商法は捨ててはいけないと思います。

教材

行政書士試験での使用教材すべて(最終結論付き)

私が今回の行政書士試験で使用(購入)した教材を、こちらで公開します。受験は2018年で、合計で18,784円でした。私が受験してから新しい教材も出てきますので、参考までにご覧ください。
メインは新品で買った合格革命シリーズです。

読む技術/中古483円
よくわかる民法/中古486円
よくわかる行政法/中古258円
よくわかる憲法/中古475円
よくわかる商法/中古258円
LEC基本書/中古417円
LECウォーク1/中古497円
LECウォーク2/中古527円
LEC総まとめ/中古452円
うかる基本書/中古457円
うかる裏技/中古336円
合格革命基本書/新品2916円
合格革命基本書DL/新品2754円
合格革命ノック/新品1750円
合格革命過去/新品3694円
合格革命記述/新品1555円
合格革命予想/新品1469円

かなり安く仕上げましたが、すべてをやってみて最終的な結論がこちらです。もし、一から勉強をやり直せるとしたら、以下の教材をこの順番で使います。理解用は中古で十分です。対策用はやっぱり新品で。

(理解用) 法律を読む技術・学ぶ技術

これを最初に読むと、行政書士の勉強内容のポイントが良くわかります。最後までイメージが残る最高の行政書士試験の入門書です。

よくわかる憲法

実際にこれ1冊を問題含めてしっかりやれば、行政書士試験には十分かも知れません。

よくわかる行政法

はっきり言って行政法は学問的にはつまらないと思ってます。でも、これを読むと試験用ではありますが楽しい部分が見えてきます。よって、理解が進みやる気がでるはずです。

オートマ民法(Ⅰ~Ⅲ)

言わずと知れた司法書士の超有名な基本テキストです。司法書士も見越して、行政書士試験からこのテキストを利用している人もいます。行政書士の「民法」だけはレベルが別格なので、ちゃんと勉強して臨んだ方が良さそうです。

よくわかる会社法(商法)

これも憲法同様、この一冊をしっかりやれば他はいらないと思います。司法書士用でもあるので、少々オーバースペック気味なので、時間が無ければ、これそのものも使わなくて良いでしょう。ただ、行政書士の後に、司法書士を受けようと思っている人は、マスト教材ではないでしょうか。

(対策用)
ここからは理解用ではなく、完全に試験向けの対策用です。1つずつの説明は不要かと思いますが、シリーズものをしっかり使うことをおススメします。

合格革命基本書

基本テキストとしてはかなり優れてます。フルカラーで表も多様しているので暗記用としても十分です。

合格革命ノック

ひたすら基本の徹底が合格力を高めます。最後はこれを繰り返すことで安心感が生まれます。抜粋されている問題もちゃんと選定されています。

合格革命過去

解説がしっかりしている。過去問はやはりそこが重要です。似た傾向の問題はまとめてあるので、出題年数が多いところは重要です。ただ、オリジナル問題は変な問題が多いので最終的には無視してOKです。そこだけ難点です。

合格革命記述

基本編で条文部分をしっかり叩き込めるので、スムーズに応用編に入れます。記述対策テキストでこういった構成になっているのはこの教材くらいです。

合格革命予想問題集

予想問題集は他にも出ているのでどれを使っても良いですが、やはり基本テキストに戻れることを考えると、同じシリーズが良さそうです。3回分ありますが、1回やるだけも十分と感じました。最初はしっかり理解するようにして、後半は完全な試験対策です。

余裕があれば記述対策に、もう一冊使うと良いかも知れません。民法部分だけでも。その場合はこちらです。

司法書士用の民法教材であるオートマに抵抗がある人は、「民法がわかった」がいいかも知れません。

「よくわかる民法」もおススメですが、物権と債権の順番が交互になっているので、少し上級者向けで、最初の理解用には向きません。個人的には好きなテキストです。

また、合格革命のシリーズには、基本問題集もありますが、こちらは絶対ではありませんので、時間がある人で、もっと勉強したい人は追加しても良いと思います。もちろん、マストではありません。

以上がおすすめ教材です。

行政書士試験用の教材はたくさん出ており、書店にもいっぱい並んでいます。まずは自分で手に取り、使いやすいかどうかは確かめてみてください。予備校利用で通学・通信で勉強を進める方は、その教材をしっかり使い込んだ方が良いと思います。独学の場合は、ぜひこちらのテキストをもとに比較してみてください。

選んだ問題集はこちら

基本テキストを精読しながら、章末のミニテストをやったら、やはりすぐに問題集に取り掛かりたいです。私は問題演習には、5択問題集よりも一問一答を重視してます。そこで基本テキストと同じシリーズで、ぴったり準拠しているものを使ってます。

5択問題集の方が良いという人もいるかも知れませんが、基本の定着と実践演習は別々にした方が、自分には向いているようです。そうなると、準拠以外を使う理由はなく、これで決まりです。

基本テキスト比較

基本テキストは、色々比較検討した結果、「合格革命」にしました。 ネット上で調べてみても、これが一番評価が高いと感じました。実際に使ってみて、とても満足してます。カラーで見やすいのはもちろんのこと、ところどころに盛り込まれている表が、とにかくわかりやすく、頭に残りやすいです。こういう目で見える形で、ポイントをまとめてくれると、時間の無いサラリーマン受験生には、ありがたいと思います。自分はすでに合格革命を基本テキストと決めて、猛勉強しましたが、そう決めるまでは、色々と比較検討しました。賛否両論あるとは思いますが、あくまでも個人的な意見です。あらかじめご了承ください。そして、あくまで受験生としての立場で書いてます(当時)。さて、行政書士の基本テキストとして有名なのは、合格革命以外では以下の3つです。

①行政書士の教科書(TAC)

おそらく書店に行くと、一番目を引くのがこちらではないかと思います。フルカラーで親しみやすいテキストのつくりです。最近TAC出版は他の資格でもほぼこの形式に移行して、他社と差別化をしてます。巻末に条文集もついているので、パッと見では最強かも知れません。アマゾンの評価も4.3と文句なし(受験当時)。 今ではかなりおススメですが、私が選ばなかったのは、TACの行政書士に対する力の入れ方に疑問を感じたからです。このシリーズになる前のテキストは、ちょっとひどかったと思います。他の資格でTAC出版を使っていたので、明らかに手を抜いているのがわかりガッカリしました。その印象がどうしてもぬぐいきれなかったので、今では同じ会社ではありますが、
歴史のある合格革命の方を選びました。このシリーズであと数年すれば、誤植なども改善されて一番人気になると思います。おそらく、来年もう一度受験することになったら、こちらを使うかも知れません。

②合格基本書(LEC)

いわずと知れた実績のあるLECの基本書。内容はこれが一番しっかりしていると思います。要は専門的な中身重視で選ぶならこちらがおすすめ。以前のシリーズでは、単元の区切りがバラバラでしたが、最新のものでは細かく単元分けして、とても勉強しやすくなってます。ただ、強引に見開き1ページでまとめた関係で、若干スペースの使い方に無理がある部分があります。私のように視覚的に覚えていくことを重視する場合、若干頭に入りにくいと感じたので、最後の2択であきらめました。

③うかる!行政書士総合テキスト(伊藤塾)

法律資格に強い予備校として有名な伊藤塾の基本テキスト。ネット上ではそこそこの評価でしたが、アマゾンでは2.5と辛めです(受験当時)。巻末の条文冊子はかなり画期的で、これだけ欲しいです。今では①に完全パクられてしまい、差別化もできなくなってきました。 古いものを取り寄せ、一通り読んでみましたが、たしかにそこそこわかりやすい説明で、出るところと出ないところを明確にして、メリハリをつけてます。予備校の授業を受けている感じなので、法律初学者には向いているかも知れません。その分穴埋めしなければいけないのか、同じシリーズで他の教材を使っていかなければ、合格ラインに乗らないように感じました。段階を踏んでいきたい人には向いてますが、法律の勉強をしたことがあって、1冊に絞りたい人にとってはちょっと物足りない感じがしました。

過去問はどれが良い?

行政書士の過去問もいろいろなものが出てますね。やはり、一番有名なのはLECの出る順でしょうね。

たしかに片手で持てるサイズで、解説も詳しいので手を出したくなります。自分はアマゾンですごい古くて安いのを買って、ちょっとパラパラ見てみました。ただ、自分は5択ではなく、あくまで一問一答が好きなので、テキストと同じ合格革命の肢別過去問にしました。

繰り返しやってみて、やっぱりこれにして良かったです。基本テキスト+一問一答問題集+一問一答過去問+予想問題集これの繰り返しが私の必勝パターンです。

予想問題集について

最後の仕上げはやっぱり予想問題集。実践演習に乏しい完全独学者にとっては、予想問題集は頼りになります。私が使うのはこちら。

何だかんだテキストと合わせてしまいました。違う予備校が良いかと思いましたが、ここまできたらWセミナーさんよろしく!3冊くらいやりたいところですが、行政書士は基本的な問題が多いので、3回分ついているもの1冊をやって、60問の配置と解答用紙がわかれば十分です。予備校行っている人は、「答練」とか言って、たくさんやってるんですよね。それ聞くと非常に焦りますが、自分は本番に強い自信があるので、とにかくひたすら一問一答で確実な知識の積み上げ&アウトプットに、大きな比重を置いてます。働きながらなので、最後まで効率良く基本を固めまくります。

他にも使うとしたら、やっぱりLECはやっておきたいところです。

また、TACも使っている人が多そう。なんせ表紙が目立つので、書店での存在感はピカイチです。

ただ、予想問題はどこまでいっても予想問題。直前期だとはいえ、これを勉強の中心にもってきたらアウトだと思います。自分がこれまでやってきたことを信じましょう。繰り返し基本の徹底あるのみです。

民法の教材選びだけは慎重に!

行政書士試験の中心はやはり配点が112点もある行政法です。皆さん、行政法を中心に学習されるでしょう。そして、行政法についてはどの教材を使っても、それなりの点数が取れると思います。どうしてかというと、行政法は簡単だからです。難しい理論がありません。時間に比例して点数も伸びるはずです。記述についても、事例を使った練習をすれば、択一学習の延長で解けるものばかりです。しかし、民法は大変難しいのでそうは行きません。話そのものは身近なものが多くて、一見理解しやすいように思うのですが、様々な例外がたくさんあり、判例に頼っているものが非常に多いからです。それらを理論的にすべて結び付けるには、かなり高度な学習技術を要します。配点76点というのは、それなりに試験結果に大きく影響を与えます。

つまり、何が言いたいかというと、基本的には予備校本を利用しつつ、民法だけは別に理解用教材を併用すべきです。私が使った「合格革命」は非常に優秀な教材で、民法の単元もかなり細かな情報まで網羅しております。ただ、それが大事なことはわかるのですが、どうしても理屈としての理解が難しく、問題で少し角度を変えられると思い浮かばないという現象が起こります。できることなら、いわゆる司法試験基本書の「内田の民法」をしっかり学習したいところです。そうすれば、どれだけ例外があって、それがどういう場面で繰り出すのかが理解できるので、解答に迷うこともなさそうです。とはいえ、さすがに行政書士を目指す人が、「内田の民法」に手を出すのは、かなり難しいのではないでしょうか。そこでお勧めなのが、司法書士のテキストで「オートマ」を民法だけ使うということです。私は途中でこのことに気づいて、「オートマ」を中古で取り寄せ少し読んでみましたが、理屈をつけて解説されているので、かなりわかりやすかったです。このように、民法だけは、しっかり理解を求めた学習を取り入れないと厳しいということです。そのほかにも、「民法がわかった」なども人気があるようです。わたしは初期段階で「よくわかる民法」を使いましたが、単元の順序が条文ではないので、すんなり頭に入っていかなかったです。説明そのものは丁寧なので、ある程度学習を進めたところで取り入れるならば良いかも知れません。民法を得点源(特に記述)にすれば、一気に合格に近づきます。逆に民法が不安定だと、当日の出来次第では不安定な立場になるので、やはりそれなりに時間はかけないといけないのかと思います。

行政書士試験に六法は必要か?

行政書士試験は法律の勉強なので、当然のごとく条文がたくさん出てきます。なので、六法は必要ではないかと思うのですが、テキストには必要な条文が出ているので、はっきり言って必要ありません。言い切ってしまいましたが、これは独学で短期間に合格だけを目指すならばという前提付きです。とにかく効率を求めて勉強するならば、必要最小限の教材があれば十分で、その中には六法は含まれません。または、最低限の費用で合格を目指すならば、六法は高すぎます。でも、法律の分野で仕事をしようと思っているならば、絶対に六法を使いながら学習した方が良いです。そして、六法を高いと思うならば、法律家はつとまりません。というのは言い過ぎかも知れませんが、それくらいのことなのではないでしょうか。私は大学時代に六法を使った経験があるので、その必要性は良くわかってます。その上で、行政書士試験の合格だけを目指すなら不要と言ってるわけです。その点はご了承ください。私も一年目が不合格だったら、きっと二年目は六法を使ってしっかり勉強したと思います。結局は、六法については色々な考え方がありますので、色々試す余裕があるなら、少しだけ古い六法を古本屋で購入して試してみてはどうでしょうか?私としては、科目別六法があれば買いたかったです。つまり薄いことが大事ということ。あの六法をスライスする作戦もありますが、何となく気分が乗りません。テキストによっては行政書士試験に必要な法律だけど小冊子にしているものもありますが、私としては、もっと分割してほしいです。少なくとも公法系(憲法と行政法)と民事系(民法と商法)に分けてほしい。もっと言うと、民法と商法は条文が多いので、これらは単体にしたいです。憲法と行政法は関連が多いので、やはり一緒がいいです。こんなわがままな六法は売れないのでダメだとおもうのですが、もっともほしい形になります。

勉強をするときの必需品

机に向かってずっと下を向いていると、首が痛くなり集中力も途切れがちです。働きながらだと、休みの日の勉強で疲れをためることになってしまい、日々の業務に影響がでます。それで自分が使っていたのは、お手軽なブックスタンドです。こちらが安くておススメです。

これで角度を調整して、快適な勉強スタイルが保てます。基本テキストを中心に勉強していたので、こういった小道具が欠かせません。皆さんもお試しください。中にはかなりの値段のものもあるので、こちらで試してから移行するのも良いかも知れません。

合格発表とその後

いよいよ合格発表(点数結果付き)

待ちに待った合格発表。 通勤途中で発表時間が来たので、 スマホでの確認になりましたが、 なかなかつながらず、 結局9:30頃に判明しました。 結果は、何とか1回目の受験で合格できました。

合格率は12.7%、 合格基準は予定通り180点。

特に修正はありませんでした。 前日の合格発表から、まだ興奮覚めやらぬ感じですが、翌日成績が判明しました。 結果は194点でした。 択一式および選択式は自己採点どおり。 マークミスはありませんでした。 また、記述は32点でした。

TACが20点(合計182点)

LECが28点(合計190点)

つまりは、両予備校の予想を上回りました。 あんな記述でも半分以上取れたことにビックリしてます。 これで不合格だったら、 両予備校に殴り込む予定でした(笑) でも、平均点が昨年より下がったので、 やはり記述は調整弁として使われたのでしょうか。 そこらへんは謎のままですが、しっかり勉強すればちゃんと受かるんだとわかりました。 さあ、登録はどうしようかな。

TAC採点サービス結果

TACの採点結果です。なんだか行政書士は何度も合格発表を味わえていいですね(笑)結果は182点!「合格点に達しています。」という簡単なコメントがありました。やったー!と思いつつも、このギリギリな点数により不安が増します。例の没問がなければ、この採点結果は178点だったわけ、
それはそれで更に悶々としてしまいますね。記述は結局20点ということで、私としてはLECの28点よりも、こちらの方が現実味があります。その程度の出来具合ですから・・・今年は採点が辛くなる要素はなさそうなので、何とかギリギリ大丈夫そうということにしておきましょう。ちなみに分母は1001名だったので、こっちの方が情報が少しだけ多いということになります。平均は172.2点で偏差値は51。記述の点数が低いので偏差値も低いです。

LECでの採点サービス 結果(記述含む)

行政書士試験を受験した後のLECの採点サービス結果です。合格発表並みに緊張しながら画面を開きました。記述は28点とあり、合計190点になってました。記述が心配でしたが、 ほぼ予想どおりよりちょい上みたいな状況です。例の没問もしっかり反映されてます。 これは素晴らしいサービスですね。 あとは、これがどれくらい信憑性があるかですが、翌週はTACの採点結果が出ますので、 この二つを合わせてみれば、 ほぼ確信ができるはずです。190点は偏差値54.9で973人中282位です。記述の平均点は22.1で偏差値は56.0でした。 自分が書いた記述はそこまで自信はなかったのですが、 それなりの点数でした。

LECの採点結果が出て、何とか合格ラインを越えていたので、何気に大喜びしてしまいましたが、冷静になってくると、今度はこの基準が甘かったらどうしよう…そんな気持ちになってきます。そうなると来週のTACの採点結果が待ち遠しくなります。 ネットでは過去に受験した人たちが、 採点結果は何点だったかを書いてあるものもありますが、 それと本当の結果を比較しているものがあまりありません。

(この内容は2018年に受験したときのものです)

予備校の採点サービス

(ここの記述は2018年受験当時のものです)

ズバリ、TACとLEC以外は使い物にならない!試験が終わると帰り道にたくさんパンフレットをもらいます。狙いはもちろん解答速報および採点サービスの情報収集。いろいろな予備校が準備してますが、結局、記述までちゃんとやってくれるのがTACとLECのみです。

アガルートもやってますが、先着50名(追加で100名へ)しかやってくれません 。もちろん、気づいた時には定員オーバーで締切ですって。50000人も受験生がいて、その0.1%しか対象にしてません。有名講師が採点してくれるみたいですが…大原・ユーキャン・伊藤塾は択一のみなので、すぐに点数結果がでますが、わざわざわ入力しなくてもそれくらいわかります。なんだかただで情報を渡してるだけのような気がしてます。しかも、ユーキャンは記述を入力させてますが、結果は模範解答との比較ですべて×となり0点扱い。部分点なしというか、これで点数付く人いるのかという、何とも不愉快極まりないシステム。一番むかつきましたよ。以上です。

この内容は2018年当時のものです。現在は状況が変わっている可能性があります。その点はご了承ください。ということで、TACもLECも12月にならないと採点結果がまとまりませんが、楽しみに待ちたいと思います。その他、良い採点サービスがあったら教えてください。

毎年行政書士試験を受験して毎年合格している人がいるってホント?

行政書士試験は合格しても、何回でも受けられるそうです。たしかに、試験概要には、合格した人は受けてはいけないなどとは書いてない。
でも、何のため?早く仕事に活かした方がよいのでは?もしくは、他の資格に移項すべきでは?などなど、突っ込みどころはたくさんあるが、毎年力試しとで受けてるとか、学力維持のため受けているとか、資格予備校の講師ならわかるが、一般人がそのような理由で受けてるらしい。
確かに毎年傾向は変わるし、十分な力があれば、どこまで点数を伸ばせるかは楽しいかもしれない。なんせ、行政書士試験の範囲は、法律の基礎の基礎ですから。

そういえば先日、久しぶりに合格証書を見たのですが、そこには総務大臣と知事の名前が入ってます。もしかして、これをコレクションするために受けてる人はいないよね?総務大臣はまあまあ変わる印象があるしね。とはいえ、初めての合格証書が一番嬉しいはずですよね。きっと。

合格祝賀会と予備校活用について

合格発表を受けて、各予備校では合格祝賀会を実施するそうです。自分は完全独学だから縁はないのですが… そう、縁はないはずですが、 各予備校の合格祝賀会の対象は、 「合格者ならok」とあります。 要は、その予備校に通ってなくても、 撮影に協力してくれれば、 タダで飲み食いができて、 ナンパができる! というではありませんか‼ 信じられません。 あのパンフレットに載っていた、 輝かしい合格者たちは、 何とその予備校とは無関係の人が混ざっていたのか。 衝撃です。 もしかして、 ここまでネタバラシしちゃダメでしたか。 (あくまでも2018年当時の情報です)いやいや、普通にオープンにされている情報です。 まあ、私も子供ではないので、 気持ちはわかりますが。

ここで改めて思うのが、 完全独学の重要性です。 弁護士や会計士などの超難関資格以外は、絶対に完全独学で合格できます。 実力もないのに奇跡のギリギリ合格を狙っているならば、 賭けで利用してみたら面白いかも知れません。 お金でそのわずかな可能性を買ってみてください。 でも、ちゃんと勉強して実力をつけて合格しようとしているならば、 超難関資格以外は予備校など利用せずに、 完全独学で挑戦することをおすすめします! 少なくとも社労士、行政書士レベルであれば、 完全独学で問題なく合格できます。 それで合格できなければ、 結局予備校を利用しても、 ほんの少し可能性が上がるだけで、 結局は合格できないのだと思います。 そのわずかな可能性すら、 数十万で買いたいというくらい切羽詰まっていて、 お金に余裕があるならば、 それはもちろん利用すべきでしょう。 私のようにサラリーマンで、 妻子ある身では、 とてもじゃないですが、 合格祈願かのように、 予備校に大金を納めることはできません。

要は、予備校の営業戦略には乗っからない方が良いということ。予備校を利用すべき資格は、 超難関の司法試験や公認会計士、 そして市販されている参考書などがほとんどない、 税理士や不動産鑑定士くらいです。 逆に市販されている参考書や問題集がたくさんある資格は、 間違いなく完全独学が可能な資格です。 予備校の授業だけでは生徒を獲得できないから、市販ものに走ってるわけです。 とはいえ、予備校はうまく利用すれば、 それなりの価値はあります。 通学であれば友達ができて、 授業そのものはペースメーカーにもなります。 それによって合格できた方も大勢いるでしょう。 ネットの情報を見ていると、ほとんどが予備校押しの記事ばかりです。 そんな記事に振り回されることなく、 しっかり考えて欲しいと思います。 そんな記事を書いているのは、 予備校関係者かアフィリエイターばかりですから。

登録のための説明会

行政書士に合格したら、登録をするかどうか悩む人はいるのではないでしょうか。迷わず登録する人もいれば、迷わず登録しない人もいます。私はどうかというと、今は迷わず登録しませんが、将来的には迷わず登録をします。理由は簡単で、まだしばらくはサラリーマンをやるからです。社労士は働きながらでも登録できるので、合格後すぐに登録しました。説明会も登録しないと受けることができません。

でも、行政書士は説明会だけでも受けることができるようです。それならば行くしかないということで、3月にある説明会に行ってきます。登録のための説明と共に、先輩行政書士の話も聞けて、同じ立場の人と交流が持てるのは、非常に有意義だと考えます。話を聞いたら登録したくなるかも知れませんが、とりあえず合格者しか行けない場所なので、迷わず行くことにしました。

行政書士の登録はいったん見送り

2018年秋の試験を受けて、無事に合格しました。もちろん完全独学での挑戦でした。4月から登録しようか考えましたが、やはり会社員をやりながら登録するのは無理があるので、今回は見送ることにしました。登録には初期費用がかかります。しかもそれが20万を越えるので、気軽に登録ができません。それだけ価値があると思うのですが、年会費もかかるため、毎月何かしらの収入につながらなければ、登録するのは難しいです。登録することで、色々な出合いがあったり、研修会を通して技術も磨けるのですが、独立資格であるため、どうしても会社員のまま踏み切ることができませんでした。

会社員をやっているなら、検討すらしないのが普通ですが、自分は完全独学で合格してるので、受験費用はほとんどかかってません。だからこそ、登録などにお金をかけてみたくなるのです。でも、費用対効果は考えないといけませんね。自分は社労士でもあるので、こちらは登録しており、引き続き登録は続けようと思います。

よって、社労士は定年まで続けて、その後に行政書士も登録して働きたいなと考えてます。とはいえ、定年までまだまだ先なので、じっくり考えていきます。これが行政試験に合格して得た選択肢なんだと思います。

ダブルライセンスの罠

自分は社労士の合格を取った勢いで、そのまま行政書士に挑戦をしました。社労士と最も相性の良い資格とされてます。それで何とか頑張って合格を勝ち取ったわけですが、今となってはダブルライセンスは必要なかったかなと思ってしまうこともあります。それは、社労士にしろ、行政書士にしろ、どちらかがあれば十分仕事ができるからです。つまり、士業への通行パスポートみたいなものなので、1つあれば十分ということです。士業においては人脈がとにかく大事なわけで、それぞれが専門分野を持ちながら、しっかり役割分担をしていく世界です。ワンストップで出来るようにと言われますが、士業仲間がいれば十分だし、複数の士業を組み合わせてやるなら法人化するくらいでないと仕事が回りません。ということで、プレイヤーとしてなら1つで十分。監督になるならチームにして管理することになるため、違う能力が必要になるということです。だから2つもいらない。結局は、ダブルライセンスは予備校の営業トークなのかなと。とはいえ、社労士合格にある程度の満足感があって、そのまま行政書士試験に挑戦していた時は、まあまあ楽しかったんですよね。ダブルライセンスに挑戦している自分に酔ってたのかも。これが資格マニアの領域なんですかね。それはそれで楽しいので趣味にはなると思いました。自分は本業のサラリーマンも忙しいので、資格の勉強はいったん区切りをつけようと思います。それよりも、行政書士有資格者として(登録は迷ってます)、もっと勉強して専門分野を持ちたいと考えてます。次の資格に向けて頑張っている人を批判してるわけではありませんが、気分を悪くされた方がいたら、誠に申し訳ありません。ここらへんは、それぞれの考え方があるということでご容赦ください。

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