社労士試験合格者年齢別割合

社会保険労務士

社労士試験合格者の年齢別割合を調べてみました。

合格者年齢割合

令和2年をもとに、10年前の平成22年を比較してみました。まずビックリしたのは、合格者総数が47%まで減っていること。受験者が減っているので当然ではあるのですが、人口減の怖さを感じます。次に20代・30代の合格者割合が減り、40代以上の合格者割合が増えてます。まさしく高齢化の流れです。人数で比較しても、若い世代は30%まで落ち込んでいるのに比べて、40代以上は60~70%程度に抑えてます。今後ますます高齢化していくのでしょうか。会社員が定年退職後の職業として考えるのかも知れませんが、このまま試験そのものの難易度があがっていくと、対応しきれずに基準低下を招き、いつかは試験制度そのものが破綻してしまうかも知れません。例えば、合格ラインが50%を割ってしまっては、なんの力を見ようとしているかわからなくなります。簡単に受かる試験ではないのは覚悟してますが、何時間もかけて勉強しているのに合格が見えないような試験では、今後実務家を増やしていけなくなってしまいます。士業はAIにかわる職業とも言われますが、そう簡単には置き換えができないと思ってます。そういう意味では、ある程度のレベルを保つための適度な難易度と、納得のできる合格基準というのが必要になります。

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