社労士試験での問題冊子のページ数(選択式・択一式)

社会保険労務士

これまでの社会保険労務士試験で、問題冊子のページ数をまとめてみました。選択式が導入された第32回から集計しました。表紙と説明のページは除き、純粋に問題部分のみのページ数なので、問題文の長さがそのまま表れます。まずは選択式から、過去10年平均で15.7ページ、全体平均では12.8ページなので、明らかに長文化してます。もっとも少なくて8ページ、もっとも多くて18ページ、最近5年間は17ページで安定してます。かつては選択肢含めて1問1ページでしたが、現在では1問2ページが定着してます。次に択一式では、過去10年平均で59.5ページ、全体平均では 57.4ページなので、こちらも長文化してます。もっとも少なくて49ページ、もっとも多くて64ページ、最近2年間は62ページで安定してます。昔と比べて約1.2倍になってます。

問題冊子のページ数


ここで注目すべきは第47回の平成27年。色々と話題になりますが、例の合格率2.6%の年度で、この時が選択式・択一式ともに過去最高ページ数です。問題作成段階から、明かなレベルアップが意識されたと思われます。当然のことながら、問題文が長くなっているということは、問題文を早く読んで、しっかり理解する読解力が必要になります。選択式の場合はヒントが増えたと考えられますが、択一式においては損切りする技術も必要になります。つまり、誤りを見つける問題で、アが間違っていれば、イ~オは読まずに、次の問題に取り掛かることです。こうやって先に進み、後で振り返る作戦が取れれば、時間的にはかなり楽に展開できます。おそらく高得点をたたき出した人は、どこかでこのような技を繰り出しているのかも知れません。ただ、合格ラインに乗るための必須条件とは思いませんので、無理にこのような作戦で臨むのではなく、1問ずつしっかり戦っていくのが良いと思います。

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