社労士独学勉強法【まとめ】~夢の社会保険労務士合格へ~

社会保険労務士

3月中旬からの完全独学で一発合格を目指すも、その年の8月試験では悔しくも不合格。その不合格から色々なことを学び、リベンジをかけた翌年で合格。不合格の体験こそもっとも有益な情報。ということで、合格体験記だけでなく、不合格体験記も記します。これから受験する皆さんに、少しでもお役に立てればと思います。とくに予備校講義を一切使わない「完全独学」だったため、同じように「完全独学」を目指している人には参考になるはずです。簡単なプロフィールは以下のとおり。40代半ばサラリーマンの、趣味と実益を兼ねた挑戦です。私大法学部卒。たいした勉強はしてませんが法律ド素人ではありません。今のところの取得資格は、社会保険労務士、簿記2級、年金アドバイザー3級、FP3級、第1種衛生管理者、行政書士。難易度の高い社会保険労務士試験に挑戦する皆さんに、少しでも参考になればと思い、このブログを書き始めました。

独学へのこだわり

完全独学

単にお金がないと言えばそれまで。だけど、予備校の戦略にだけは乗りたくない。そのこだわりから生まれたのが「完全独学」です。まさしく、 精神力・分析力・計画力が備わって初めてできる職人芸。一度身につければ一生ものです。ほとんどの資格がこの技で突破できるはずです。社労士に独学で合格するため、勉強時間を確保して、正しく教材を選び、テキストをうまく利用して、難易度の高い社会保険労務士試験に、短期間で資格をとるための勉強法を紹介します。

勉強法は自分のスタイルで!

社労士受験に限らず、各種資格の勉強法は、色々悩むところではあります。何をすべきかは、やはり情報収集と計画が大事で、あとは精神論になります。でも、勉強法といわれるものは、結局のところ自分の成功体験を踏まえてやっていくことが一番です。その成功体験があるかどうかは、正直大きな問題です。他人の勉強法はなかなか真似してもうまく行きませんので、参考にはしつつも、自分にあった勉強法でやっていくしかありません。中でも過去問の位置付けは、本当に人によって様々です。とにもかくにも過去問からやる人。基本を徹底してから過去問をやる人。過去問はほぼやらない人。さすがに全くやらないのは、少々無謀な作戦のように思うのですが、当日に強いタイプの一発勝負にかける方が、やる気が出るという考え方もあるようです。時間のない社会人の人は、ぶれることなく、かつての受験勉強どおりのやり方が、やはり一番効率的です。なので、やり方はあまり参考にせず、何をやるべきかに絞った情報収集が良いと思います。

独学費用は総額5万円台!

3月中旬から勉強を始めて、その年の8月に受験して不合格となり、翌年8月の受験で合格まで、 教材の費用は5万円台でおさめることができました。1年目25,409円、2年目29,106円

2年合計54,514円、たったこれだけです。

その他にかかった費用といえば、受験料の9,000円×2=18,000円で、これを入れても7万円台で済む話です。独学であれば、これだけの費用だけで、合格できるのです。これが独学の最大の魅力ではあります。予備校利用だと何十万も払うことになるので、しっかり考えてから選択するのが良いと思います。しかも予備校利用しても合格が保障されるわけではありません。合格率の高さを宣伝している予備校もありますが、公開していない予備校もたくさんあります。ただ、独学のデメリットはそれ以上にたくさんあります。一番のデメリットは、費用をあまりかけてないので、いつでも撤退できることです。つまり、覚悟がないため、受験までたどりつかない。覚悟とは、それなりの費用をかけて臨むことでもあります。費用がかけられなければ、より多くの時間をかけることが必要です。現に私は、勉強期間が短かったとは言え、1回目の受験は不合格であり、費用をかければ合格できた可能性もありますので、独学が正解というわけではありません。そもそも、これだけの難易度の高い難関資格の合格を勝ち取るには、費用にせよ、時間にせよ、気持ちにせよ、それだけの覚悟が必要なんだと思います。私の場合は、独学にこだわることで、時間とやる気をひねり出して挑んだということになります。人それぞれの合格戦略があるのだと思います。

※受験料は2021年度から15,000円に変更しました。

独学で成功するための条件

このブログは自身の経験から、同じく完全独学で社労士合格を目指す人を応援してます。完全独学で成功するための条件は、なんといっても以下の3つだと考えてます。

(1)精神力

言葉の通りですが、これは予備校通いでも同じくです。何のために、この難関資格に敢えて挑戦するのか。これを明確にすることが一番です。様々な野望がある人もいるでしょう。単なる興味本位だけなら、FPや年金アドバイザーのほうが、よっぽど役に立ちます。しかも素直な問題なので、取り組みやすい。よって、自身の社労士受験への意気込みを、是非とも文章にして書き留めておいてください。これがいわゆる「ミッションステートメント」になり、原点ともなるわけです。

(2)分析力

これが最も難しく、予備校利用の最大の理由がこちらです。

さすがにこれは技術や経験が必要なので、プロの講師経験がないとなかなか難しいです。ただし、今は様々なブログなどで情報収集できるので、そういったものからしっかり情報を読み取って行くことで、この部分は補えます。とはいえ、予備校誘導のものが多いので、そういったサイトの情報はほぼ役にたちませんので、注意が必要です。完全独学を目指す人のために、私のブログを参考にしてもらえるよう、有益な情報を発信できる努力をしていきます。ぜひとも新しい記事にも期待してください。

(3)計画力

私の実行した計画は別の記事で紹介していきますので、そちらを参照してください。

勉強場所

完全独学にとって、勉強場所の選定は非常に大きなポイントになります。私の選んだ勝手にランキングです。

(1)スタバ

あの雰囲気が何とも言えず、集中力を高めてくれました。少し値段が高めなので直前期のみ、毎日朝晩利用しました。

(2)電車

社会人に取っては貴重な勉強タイム。早めに出て空いてる時間に乗って、すぐにテキストを開きます。すぐに開かないと、携帯みたりして、いつの間にか時間を無駄にしてます。何気に集中できるのは何故ですかね。片道1時間ほどかかるので、往復するだけで1時間半分は勉強できます。これに朝晩のスタバまたはマックで、1日2~3時間を確保しました。

(3)図書館

休みの日には朝から利用しました。地元に気に入った図書館があると最高ですね。ホームレスっぽい人が集まるところもあるので、場所の選定はなかなか難しいですね。

(4)マック

100円コーヒーで朝晩利用しました。空調管理が甘い店が多く、真夏は利用しづらいですね。ただその時期は直前期なので、スタバ利用に切り替えます。

(5)自宅

ほぼ利用してません。おしゃべりな嫁さん、育ち盛りのジュニアたちがいるので、とてもとても勉強どころではありません。ただ直前期は気を使ってくれたみたいで、帰ったらテレビを消してくれて、寝室に入ってることが多かったので、リビングでちょっとした復習時間を確保できました。感謝、感謝です。

勉強時間の確保

独学であるかどうかに関わらず、働きながら、社労士試験の合格を目指すのは、本当に大変な挑戦です。挑戦するだけでも相当すごいのに、合格まで勝ち取ろうって言うんだから、それはそれは半端ない努力が必要です。と言っても、試験そのものはそこまで難関かと聞かれれば、合格できないほど難しいわけではありません。どっちなんだ!と突っ込みが来そうですが、一番のポイントは勉強時間が確保できるかどうかにかかってます。何回目の受験であるかは問わず、1年間で700時間、 試験のある8月は月100時間、これが確保できなければ、合格するのは相当難しいのではないでしょうか。勉強の濃さにもよりますが、絶対的に必要な時間数というのはあるような気がします。このラインを突破したら、 急激に伸びるような気がします。

集中力の波

皆さんは、勉強の時のサイクルはどれくらいで設定してますか?社労士試験は午前と午後に分かれて、一日がかりの試験です。終わったあとはかなりグッタリしますよね。力を出しきった証拠なのかもしれませんが。特に午後の3時間半をどう過ごすかは大きな課題です。またそれを見越して普段からの学習をしていきたいものです。そこで重要になるのは、自分の集中力の波を把握することです。3時間半の間に休憩は何回でも取ることができます。よって、その集中力の波のサイクルによって休憩を入れるタイミングをはかることができます。私の場合、とうやら最初の30分は集中力が散漫にな ることがわかってきました。そして、その次の30分にかなり深く集中できる。その後はもう30分は何とか持続ができるが、2時間続けてやると、休憩後にはなかなか集中が深くならない。そんな傾向がわかりました。だいたいの人がそうなのかも知れませんが、最初の30分の部分は大事なポイントです。その時間帯はどうしても正当率があがらないのです。逆に30分後はかなり調子が良くなるため、そこで一気に勝負をかけます。基本的には開始直後は問題をめくりながら、ある程度全体の出題を確認してから最初はゆっくりスタートをします。もちろん、時間との勝負となる午後の択一は、そんな悠長なことを言ってられませんが、できる限りこの自分の傾向に合わせた取り組みをしました。これが必勝パターンとなり、試験中の辛い局面も乗りきれる気がしました。やはり、戦いは己を知ることが重要なのですね。

予備校利用か独学か

社労士試験は内容もそうですが、試験の仕組みが難関になっています。科目別の足切り点もそうですが、何と言っても選択式の基準点が、難関度をあげていると思います。よって、そういった攻略法を考えながら対応しなければいけないので、どうしても独学は不利になります。実際に独学の受験生はそれなりにいるかと思うのですが、独学の合格者はあまりいないような気がします。私は何とか2回目で合格できましたが、やはり1回目は時間が足りなかったとは言え、失敗しているわけで、大きな事は言えません。ただ、予備校は費用がとにかく高い。確かにそれだけの価値はありますが、一括で出せる人はあまり多くはないですよね。そこが出せるかどうかが合否の分かれ道だったりするのでしょうか。いや、そんなことはないはず。だって、その高額費用を出しても、合格するほうが圧倒的に少なく、ほとんどが不合格になる試験ですから。もはやギャンブルに近い感覚すらあります。でも、せっかく挑戦しようと思ったならば、それくらいの覚悟は必要なんだと思います。それが予備校利用だろうが完全独学だろうが。

試験勉強で行き詰ったら

社労士試験は難関の国家資格です。勉強時間も1000時間必要と言われる試験なので、必然的にロングランになります。そんな中で、行き詰まることも度々。そういうときにどう突破するかは、人それぞれですが、勉強したくなるまで辞めてみるのも1つの手です。そんなことしたら、二度と勉強できなくなるではないかとの声が聞こえて来そうですが、そのまま行き詰まりを解消しないと、その先にはメンタル崩壊が待ってたりします。経済的にも、精神的にも余裕があれば良いですが、そんな人が社労士試験を受けよとしているとは思えません。人生のレベルアップまたは大逆転を狙って挑戦している人がほとんどのはず。だからこそ、最も大事にしなければいけないのは、自分の体でありメンタルです。社労士はメンタルヘルスにもつながる仕事で、労働関係を扱っていれば、嫌でもそういった情報が入ってきます。なので、私は行き詰まりを感じたら、思いきって休んでみることを推奨します。そのお休みそのものをあらかじめ計画に入れておいても良いのではないかと思います。そのサイクルも人それぞれ。毎週一日は勉強から離れる日を作っても、ちゃんと合格は取れるとおもいます。さすがに直前の1~2ヶ月はなかなかそうもいきませんが、そうでなければリズムとして考えても良いと思います。それが計画どおりであれば、何の後ろめたさもありません。

合格発表と結果

合格発表

9:30にHPで発表。自信はあったが、やはり緊張します。試験から2か月以上もあったので、試験直後のモヤモヤはもう完全に消えてますが、合格後のことをあまり考えてなかったので、それはそれで一気に不安になりました。自分の番号を見つけた瞬間、誰もいない部屋で思わずガッツポーズをしてしまいました。さあ、ここからが大変。あっちこっちに結果報告が始まりました。

点数結果

1年目(勉強時間550H)
選択 23点(58%)
択一 35点(50%)

2年目(勉強時間750H)
選択 32点(80%)
択一 55点(78%)

1年目で間に合わないと思われたが、意外に「出来た」という印象です。受験経験の差もありますが、結局、勉強時間に比例してます。

択一式科目別点数結果公開(2年分)

では択一の点数結果を科目別に公開します。

2016年択一式

労安 7/10

労災 6/10

雇保 5/10

一般 5/10

健保 5/10

厚年 3/10(救済)

国年 4/10

合計 35/70(50%)

基準 42/70

救済 一般、厚年、国年

前半は調子良かったのですが、後半に完全に失速しました。一般を終えた段階で気力も体力も底を尽き、残りの社会保険科目は惰性でマークしてました。それに加えて、社会保険科目は勉強しきれなかった部分もあるので、まさしく実力どおりの点数です。午前中の選択式の出来が悪かったので、あきらめつつ受けていたのも良くなかったです。ただ結果を見て、 あと7点だったと思うと、それほど合格からかけ離れているわけではないと思いました。さすがに5ヶ月ではここまでかと。結果が届いてから翌年へ向けて動き出すことができました。

2017年択一式

労安 8/10

労災 9/10

雇保 6/10

一般 7/10

健保 10/10

厚年 6/10

国年 9/10

合計 55/70(78.6%)

基準 45/70

救済 厚年

予想問題でも取ったことのない点数で、終わってみれば大満足の結果です。ちなみに予想問題のおススメはやはりTACです。合格ラインに届くと一気に50点台まで点数が伸びると、どこかで読んだ記憶がありますが、まさしくその通りの結果でした。自己採点で健保をやった時は思わずガッツポーズ。その段階で合格を確信しました。労基の問1は正直面くらいました。最初に選んだものであっていたのですが、最後の見直しで間違った方に変えてしまいました。労災は難しいと言っている人が多いみたいですが、おそらく労安でやられて精神的なものだったのではないでしょうか。こんな私も労基の前半でいったん自信を無くして諦めかけました。やはり労基はメンタル勝負の科目のようです。捨て科目の安衛は2/3なのでした。雇保はもともと苦手なので、 こんなもんでしょう。社会保険科目についてはかなりやり込んだので、自信を持って臨みましたが、得意にしていた厚年が思いのほか伸びなかったのが悔しいです。ただ、結局救済科目になっているので、明らかに問題が悪いということですね。

選択式科目別点数結果公開(2年分)

選択式について、2回分の受験結果を科目別に公開します。

2016年選択式

労衛 4/5

労災 2/5(足切り)

雇保 3/5

労一 2/5(足切り→救済)

社一 5/5

健保 1/5(足切り)

厚年 3/5

国年 3/5

合計 23/40(57.5%)

基準 23/40

救済 労一、健保

合計点では届いてましたが、 3科目足切りとなりました。労災・健保ともに、何度も目にしていたものですが覚えきれてなかったです。語呂合わせテキストも時間がなくて途中までしか扱えなかったので、最後までやっていれば健保は取れたはずです。そういった意味では、 実力どおりの点数結果ということになります。健保は確実にダメだったことがわかり、その時点で気持ち的にも撃沈しました。午後の択一まで引きずってしまい、良くある失敗パターンにはまりました。

2017年選択式

労安 4/5

労災 5/5

雇保 4/5

労一 3/5

社一 5/5

健保 3/5

厚年 4/5

国年 4/5

合計 32/40(80%)

基準 24/40

救済 雇保、健保

文句なしの結果です。昨年のリベンジはできました。健保は少し焦りましたが、ここは覚えこんだところなので何とかなりました。ダメでも救済来ることが予想できたので、あまり深く考えずに最後まで戦えました。労一で救済が来るかと思ってましたが・・・どちらにせよ、選択式の出来が午後の択一に大きく影響することがわかりました。恐るべし選択式。侮ること無かれ。択一よりこっちが最大の難関になるはずです。選択式は実技試験のようなものなので、日頃からアンテナを立てて、良く取り上げられている旬な内容をしっかり覚えこむことが重要です。

使用したテキスト

基本テキスト

自分が受験した時には、2年連続でこちらの教材を利用しました。
「TAC出版 みんなは欲しかった教科書」

やはり人気№1でフルカラーなので安心です。 2年目は冊子とダウンロード版の両方を購入して、いつでもどこまで気になる内容はチェックできるようにしました。この紙ベースとデータベースの両方がそろっているのは、TACの最大の魅力です。費用は少しかかりますが、独学で行くならばこれくらいの出費はマストなのではないでしょうか。シリーズとしてしっかりした作りになっているので安心です。横断テキストも冊子とダウンロード版の両方あるので、暗記重視の場合にも利用しやすいです。

ユーキャンも良さそうでしたが、これは良く言われているとおり、どちらにせよ1つを徹底的に使い込むが正解です。その他にも、最近では大原やLECの教材も見やすいものが発売されており、本屋に行くと社労士コーナーはかなりにぎわっております。

ただ最終的には当日の試験会場での戦い方次第なので、気に入ったものであれば何でもいけると思います。そしてそれを何度もとことんやり抜くしかありません。社労士は暗記重視なので、1つの教材をやりこみ、重要なページはそのまま頭に思い浮かべることができるくらいまで持っていきたいところです。

横断テキスト

社労士の試験範囲は似たような法律が複数出てきて、その違いをついてくる意地悪な問題が多くあるので、どうしても横断テキストが必要になります。その要不要は語るまでもないでしょう。では、どんな横断テキストが良いかと言うと、ズバリ、基本テキストと合わせるのがベストです。私はTACの基本テキストを使ったので、やはり横断テキストも2年連続でTACにしました。

1年目から2年目で大きな改定が入り、フルカラーになって見やすくなりましたので、 迷わず購入しました。実は2年目は不安になって、 もう1冊手を出してしまいました。それが、巷で評判のこちらです。

この業界では大変有名な北村庄吾先生の書物です。値段が少々高いですが、内容もわかりやすく非常に素晴らしい横断テキストです。ただ、やはり2冊もいらないので、迷った結果でTACの方を最後まで使い切ることにしました。基本テキストとのリンクの差であることは間違いありませんので、TACの基本テキスト以外を使っている人には非常におススメです。また、私のように横断に不安があり、次は絶対に落ちることが許されない状況の方は、この値段を安定剤の費用として考えて購入してみても良いかも知れません。終わってみて、内容的にはTACの1冊で十分でしたので、マストバイではありません。ちょっとした浮気心を満たしてくれる感じです。

初心者用テキスト

自分は使わなかったですが、改めて初心者用テキストを見たら、大事なポイントがすべて載ってるんですね。全くの法律初心者や、関わりのない仕事している人は、このテキストからスタートした方が良いと思いました。しかも、これを徹底的に何度も何度も繰り返して、すべて覚えてしまえば、実は択一で50%くらいは取れてしまうのではないでしょうか?もちろん、 合格ラインには足りませんが、こういった土台の勉強をしっかりした方が、その後の伸びしろも大きいはずです。使ってないのでどれが良いかはわかりませんが、TACのものを見る限りは、十分な内容です。

細かすぎる情報が入ってこない分、すっきりと重要ポイントを覚えられると思いました。社労士試験を受験しようかどうか迷っている方は、まずはこちらを購入して1回ほど読んでみて、全く興味がわかない、もしくは覚える気になれないならば、その時点で完全にあきらめるでも良いではないでしょうか?場合によっては、 年度が古い中古で安く買っても良いと思います。自分は法学部出身だし、 関係のある仕事をしているので、こちらは使う必要性を感じませんでした。ただ、途中で自信を無くした際には、こういった基本の基本に戻れる場所があれば、自分を取り戻せたのかなとは思います。1年目は試験まで5か月しかなかったので、こういったものに手を出す余裕は無かったですが、1月くらいから勉強始めていたら、 おそらく使っていたと思います。とはいえ、結局は使ってませんので、あくまでも参考意見として捉えてください。

イチオシテキスト

すでに受験勉強をしていたころを忘れかけていますが、いま振り返ってみて、どの教材が一番良かったかと言われると、そりゃ何度も繰り返し利用させてもらった基本テキストです。ところが、受験を終えて半年以上たってもなお鮮明に記憶に残り、明らかに合格に直結したと感じる心に残る教材があるわけです。それがこちら。

澤田省吾先生の語呂合わせ。

使用した教材とかでも紹介してきましたが、結局社労士試験は暗記なんだとスイッチが入ったのもこの教材のおかげです。1年目はこれを中途半端なところで終えたため、非常に後悔が残っておりますが、2年目はもう一度やり直すことで、いわゆる「暗記スイッチ」が入りました。新年度版に合わせて数字の変更をしているので、まだ春先には出版されません。出版が待ち遠しいところではありますが、昨年版でもこの「暗記スイッチ」は入れてもらえると思うので、中古で探してみてはどうでしょうか。イチ押しといいながら、あともう1冊あげさせてもらならば、やはりフルカラーになった横断テキストです。

1年目の2016年度版までは2色刷りで、それはそれで覚えやすかったのですが、やはりフルカラーにはかないません。ということで、 この2冊をしっかりものに出来れば、十分合格ラインに届くのだと思います。あとは過去問・予想問題で問題演習あるのみ。つねにこの3冊に戻って確認し、しっかりとした知識定着が一番です。

社労士手帳

毎年、年末になると、来年度の社労士手帳が送られてきます。縦長のビジネス手帳です。まあ、普通のビジネス手帳といえばそれまでですが、表面に社労士マークが印字されていて、そこそこ気に入ってます。中でも、別冊の資料集は、社労士として必要な情報がコンパクトにまとまっているので、わざわざネットで調べたり、六法で調べたりする手間が省けて、それなりに役立っています。わかっていることでも、わざわざこの手帳で調べたりして、ちょっとカッコつけてみたりもします。単なる自己満ですね・・・社労士試験受験生にも渡したいくらいです。おそらく、この手帳の内容を一通り把握した上で勉強すると、実務で必要なところが明確になるので、勉強のメリハリにもなるのではないでしょうか。知り合いに社労士の方がいれば、昨年の手帳の資料集だけでもゲットしてみてはいかがでしょうか。

基本テキストの選び方

社労士を目指そうと思い最初に迷うのは、やはり基本テキストの選び方です。書店に行くとたくさん並んでおり、手に取るまでは良いが、中身を見てもその良し悪しなんてわかりません。そこでネットで評価を見るが、古いテキストの紹介だったりして、一気にやる気がなくなります。ということで、基本書は迷わず、一番売れてそうなTACで良いのではないでしょうか?私もこれを使いました。使ってみて良かったとも思ってます。当然、「これのおかげで合格しました」と自信を持って言えます。

(1)実績が出ている大手予備校

(2)分冊で持ち歩きやすい

(3)フルカラーで見やすい

これだけの特徴があれば文句無しでしょ。通信の独学道場でもそのまま使われているとなれば、 安心感も増します。もちろん、私はTACの回し者ではありません。「完全独学」で合格を勝ち取った経験者としての意見です。また、 TACから2年目の人を対象とした「ハイレベルテキスト」がありますが、はっきり言って1年目失敗した人の心理をついた商売だなと思ってます。2年目受験者用の講座で使われているテキストというのが少し気になりますが、ここはブレずに2年目も見慣れていて安心できる基本テキストでいきましょう。気になる人のために一応紹介しておきます。過去問をしっかりミックスした素晴らしいテキストではあります。名前は「よくわかる合格テキスト」となってます。10冊そろえるとかなりの金額になりますね・・・完全にTAC押しになってますが、これ以外を選ぶならやはりユーキャンですね。先にこっちを選んでいたら、 ずっと使っていたでしょうね。評判も良くユーキャン通信のテキストより良いのではないかとも聞きました。新しく三分冊にもなりましたので、今後もさらに人気が出ると思います。私もTACのテキストでわかりずらいところを、立ち読みでユーキャンを見て理解が進んだことは内緒です。2冊持ちの余裕があるなら、ぜひとも手元に置いておきたい安心の基本テキストです。他にも良さそうなものがありましたが、どうしても納得いかない点や、評判が偏っていたりして選ぶ気になれませんでした。ということで、 上記2冊がベストでマストバイということになります。

勉強法

順序と科目バランス

最初はテキスト順に勉強していくと思いますが、2周目以降は効果的に学習していくために、順番を変える方が良いです。自分は以下の順番が気に入ってました。

労基→労一→安衛→雇保→徴収→労災→健保→社一→厚年→国年

労基は問題そのものは難しいですが、単元としては身近なものが多いので、イメージしやすく頭にも入りやすいです。そのあとは安衛で細かな勉強をするより、そのまま、労一につなげた方が勉強はスムーズです。よって、労基→労一→安衛の流れで1つの科目として考えるのが良いと思います。 次に労働保険を扱います。徴収法で共通の手続き部分を間に挟みつつ、雇保から労災につなげていきます。もちろん、テキストは労災・雇保の順番が多いですが、そのあとの健保につながるのは労災であることと、自分の中では雇保が単純暗記が多く、とにかく勉強しずらかったので、雇保→徴収の流れで暗記科目 として捉えました。次に、労災→健保→社一の流れです。これは保険関係として1つの科目と考えます。特に、労災から健保というのは、内容がかぶりますので非常にスムーズです。最後はやはり厚年→国年の年金科目です。これは逆の方が頭に入りやすいのですが、この2科目は紛らわしい箇所があって、当日の試験がこの順番なので、混乱しないために固定としました。当日の順番が逆になれば、当然順番を変えます。そして、 この年金2科目を攻略することが、社労士試験合格では必須となっているので、この2科目から学習スタートするのもありです。ということで、10科目ある社労士試験ですが、以下のように4科目と思えば、少しは気が楽になるでしょうか。

(1)労基全般→労基・労一・安衛

(2)労働保険→徴収・雇保・(労災)

(3)保険科目→労災・健保・社一

(4)年金科目→厚年・国年

こうやって複数科目を組み合わせて考えると、学習バランスも取れてきます。1つの単元だけやっていると、どうしてもその重要度を見失います。例えば、安衛・労一・社一。この3科目は深みにハマると抜け出せなくなります。これらは半分取れれば良い科目なので、あきらかに他の7科目とは違います。安衛にいたっては、いわゆる「捨て科目」です。10科目を同じ比重で考えると、何年勉強しても足りません。そこで、労基全般(労基・労一・安衛)を1つの科目で考えると、労基の各単元と労一の契約法あたりが超重要で、その他はそれほどでもない位置づけになります。それこそ、安衛の特定機械のところでハマることも無くなります。択一の安衛は3問中1問できれば十分なので、所詮その程度の学習バランスになるはずです。労一も別途教材を使い社一と合わせて、一般常識の学習をする方が効果的なので、比率は3・1・1のイメージです。労働保険(テキスト順に労災・雇保・徴収)は、択一の点数も7点・7点・6点とほぼ均等なので、残念ながら勉強比重も均等です。徴収は選択には出ないので重要度低そうですが、両方の科目に影響があり、確実に暗記すれば点数直結なので手が抜けません。ここは暗記科目として考えれば、 雇保と徴収の2科目になります。保険科目(労災・健保・社一)は、 択一の点数どおりで、比率は2・2・1のイメージで良いと思います。社一は一般常識として重点的に学習するとして、2・2・0.5でも良いくらいです。年金科目(厚年・国年)はどちらも重要で、比率は1・1のイメージですが、他のメイン科目の2倍の重要度と考えてます。もっと大きく見ると、10科目の中で重要な3科目と言われれば、労基・雇保・厚年です。理由は以下のとおり。

【労基】問題が難しい傾向にあり、他の労働科目(安衛・労災・雇保・労一)にも影響するため、判例含めてしっかりと学習しておく必要がある。

【雇保(徴収)】この科目だけ他の科目とのつながりがあまりなく、完全に孤立した暗記科目でありながら、点数も取りずらい科目と思ってます。似たような名称がたくさん出てくるので、全体像をすべて書き出せるくらいまで覚えこまなければいけません。おそらくこの科目のみ得意な人もいるかも知れませんが、自分は2年連続で思うように点数が取れなかったので、完全に苦手科目でした。これは完全に好みの問題かも知れません・・・暗記科目ということでは徴収も同じで、こっちの方が労災にも関わるので、徴収の方が重要科目に位置付けた方が良いかもしれません。

【厚年】複雑な年金制度の源です。国年はかなり単純な仕組みなので、厚年をマスターすればそれとの比較でいけます。労災・健保と合わせて会社で手続きするものなので、合わせてイメージもできます。とにかく最初はこの3科目を徹底的にやってマスターする方が、「完全独学」の場合は最短距離になりそうです。もちろん、これは私個人の考えなので参考程度として、自分の中での重要科目を決めておくと、メリハリがついて良いと思います。

基本テキスト攻略

基本テキストをどう読んでいくかは、完全独学に取っては、 大きな悩みどころ。私としては、 1周目は速読で大まかな内容を捉え、2周目以降は精読で完全理解し、最後に音読で暗記の後押しと考えてます。3周目が音読ではないことがポイントですね。そう、結局は精読で理解できるかどうか。理解というのは、自分の中で理屈が通ることをいい、なるほどと思えることです。きっと、2周目はかなり時間がかかるはずです。でも、それでいいんです。欄外にある小さい文字のところは飛ばして良いですが、メインの記載については理解しないで先に進んではいけません。自分なりの解釈でも良いので、こうだからこうなんだと理屈をつけること。それで、80パーセント読めるようになれば、十分合格ラインではないでしょうか?法律はちゃんと理屈があるわけで、それがいわゆる立法趣旨と言われていて、立法趣旨を考えるのが、 法律の勉強なのです。だって、その条文があるのは、 必ず意味があるんです。すごいくだらない理由だったりもしますが。また、数字についても、 法律を考えた人の感性がもろにでます。これをやるのに普通はこれくらいかかるだろうと、法律を作った人は思ったわけです。それが一般社会の人間の感性とかけ離れているものもありますが…そういうところで、 そんなに必要ないだろ」とか「短かっ」など、突っ込みができるようになると、 もう十分なレベルです。あとは音読を織り混ぜながら、 暗記を深めていきましょう。最速、最短で合格をしたいと考えている人には、非常に遠回りに聞こえると思いますが、やはり理解してなければ、 点数も伸びませんよ。確かに択一は悪問ばかりではありますが、理解できている人を落とすほどの威力はありません。テキストの読み方は是非一考あれ。

社会保険科目攻略法

社労士試験には、 労働科目と社会保険科目があります。みなさん労働科目はよく勉強しているようですが、やはり社労士試験は社会保険科目の出来できまると思います。そして、社会保険科目攻略のポイントは、一通り単元学習(テキスト精読+問題集)が済んだら、年金アドバイザー3級の過去問をやってみることです。このテストは毎年お決まりのパターンで、基本問題をしっかり押さえれば、 9割まで取ることができます。社労士試験にはあまり出ない計算問題も入りますが、そこまで複雑なものではなく、 逆により理解が深まるのでかなり有効です。過去問でも最新の法改正に合わせて解説を調整してあります。その解説が何気にぐちゃぐちゃだった知識を整理してくれます。受験するかしないかはどちらでも良いですが、この1冊をやるだけでかなり視野がすっきりします。6割合格なのでこの1冊を2周やれば確実に受かります。ぜひ満点を取って個人賞を目指しましょう。社労士の択一式のような悪問ばかりやっていると、気持ちも下がってきますので、こういった素直な問題をやることで、確かな基礎力を培うのも大事だと思います。おそらく秋 に年金アドバイザー3級を受験して余裕合格した人(9割)は、翌年の夏の社労士試験にはかなりの確率で合格できるのではないでしょうか。なお、 春(3月)の受験は8月本番に響くと思うのでおススメしません。また、記述中心の2級までを勉強する必要はありません。

労災と健保

労災は不思議な科目で、労働科目とされてますが、中身は完全に保険科目です。労災と健保がつながるのに、しばらく時間がかかりましたが、この2科目は連続して学ぶべきです。社労士試験を難しくしている要因は、 横断学習にあります。ある科目を勉強していて、他の科目でも似たような事がでてきたなと思う瞬間が多々あります。その時にすぐにその科目のその箇所に戻れれば良いですが、膨大な範囲なので、 なかなかうまくいきません。そこで活躍するのが横断テキストです。このテキストの位置取りはほんとに難しく、単なるまとめテキストとして、直前期にやれば良いというものでもありません。かといって、これからやったら理解ができないので、これまた苦痛以外の何者でもありません。私がやってきた経験から、一通りではなく、 二通りやったころから併用するのが良いと思ってます。そして、数ヶ月やったところで、 徹底的に横断テキストを暗記して、いったん頭の中にいれるのが良いと思ってます。最初は基本テキストを中心にやり、何週かしたら併用して、最後はほぼ横断テキストを確認するというようなシフトが良いかと思います。このように、横断テキストを使いこなすことがポイントとなる試験だと思いました。

社労士試験の楽勝科目

難関の社労士試験に楽勝科目は存在するのでしょうか。捨て科目すら存在しないのに、ましてや楽勝科目なんて…でも、捨て科目としてあえてあげるなら、やはり安衛とういうことになると思いますが、労基ではできる限り稼ぎたいことを考えると、なかなか決断できません。択一で50点ラインが見えていれば多少手を抜いても良いかもしれませんが、これが合否を分ける要因になったら、それこそ悔やみきれません。では、やっぱり社労士試験は全科目とも大変な科目なのかと言われれば、やっぱりそうでもありません。楽勝科目として良くあがるのが、徴収法ではないでしょうか。確かに覚えるだけといえばそれまでの科目で、何の捻りもありません。困るのは、労災と雇保の2科目に渡って影響があることです。色々なブログで徴収法は簡単とありましたが、結局私は最後まで苦手でした。理由は簡単です。つまらないから。大学とかでも楽勝科目というのは、ほんとにつまらない。単位を取りたいだけで選択した自分が悲しくなるあの感覚と同じです。人生かけた難関資格の試験で、楽勝科目を求めてはいけないのかもしれません。とはいえ、難しい科目を勉強して行き詰まった時は、徴収法をやって安心を得るという考え方もあり、勉強する科目順序を考える際に、アクセントとなる位置付けにしても良いかもしれません。

実務経験は必要か

社会保険労務士の仕事は、労働関係と保険関係に分かれます。試験範囲も当然これに合わせて分かれております。実務経験のある人が、社労士試験に臨めばそりゃ有利でしょう。標準報酬月額とか、管理監督者とか、労働保険とか、基礎知識があれば、理解も深まるし、試験においてもイメージしやすいのは間違いありません。でも、自分はそういった基礎知識が全くなかったので、はじめはほんとに苦労しました。入門テキストから入るという手もありますが、そんな余裕は無かったので、いきなり基本テキストの精読から始めました。でも、1週目は真新しいことばかりだったので、以外と楽しめたんですよね。知らないことに出会う楽しみというか、知的好奇心が満たされるというか、社労士の勉強はそもそも自分に関わることが多い内容なので、始めての人でも、以外とすんなり入れるものなんです。ところが、それが苦しくなるのが2週目からの学習です。1週目に学んだ内容がほとんど残っていないことを自覚させられるからです。あれ?こんなページあったっけ?前回はぺージを飛びしてしまったのではないかと思う瞬間が多々ありました。そして、膨大な試験範囲に絶望を抱くのです。もしかしたら、これって実務経験がある人も一緒なんではないでしょうか。そう思ったら気が楽になりました。要は実務経験の差は、たった1週分の学習の差でしかないのかなと、勝手に考えていたので、実務経験の差はあまり気になりませんでした。そして、職場に毎年社労士試験を受けているベテランの給与担当者がいました。いまだに毎年受けているようなので、逆に言えば毎年落ちてるわけです。それも何だかすごい話だなと。実務経験が十分あるから、余計に受かる気が無いのかなとも思います。ということで、やっぱり試験対策が大事だということになりますね。

過去問の扱い方

一般的に資格試験において、過去問を繰り返し解くことは、 非常に有効な勉強法です。独学において、 過去問をメインに置いて進めている人も多くいることでしょう。これは中学入試・高校入試・大学入試・各種資格試験でも、とてもともて当然有効な手段です。自分もその方法で様々な試験を独学で乗り越えてきました。

ただし、社労士の過去問は、悪問だらけなのでやり過ぎに注意です。いわゆる「捨て問」は1度見たら、 ×をつけて2度と触れる必要はありません。解答に「疑義」の残るものは一切無視です(結構あります)。予想問題の方が最新の傾向に合わせていて、的をついた問題を用意しているので利用価値は高いです。もちろん、当日に見たこともない悪問が出たら、 元気よく無視しましょう。それに真面目に付き合うと不合格になります。自分は1年目の受験でこのことに気づくことができず、ずっと違和感をもって過去問の勉強をしてましたが、結局当日の試験中にやっと気づいたのです。だって、 試験当日にこんなに訂正が入る試験なんて聞いたことありません。問題と一緒に問題訂正の紙が渡されるんです。何事かと思いましたよ。そして、更に試験中に違う問題で訂正が見つかり、まさかの「口頭アナウンス」ですよ。絶対にありえませんって。集中できないじゃないか!!!!正直耳を疑いました。なので1年目の試験で、 社労士試験の本質を見抜いた私は、2年目からの勉強法を変えて、過去問は解説がしっかりしているものを選び、捨て問と呼ばれる悪問をしっかり見極めるようになりました。こんな批判みたいなことを言ってはいけないのですが、でもこの試験に人生をかけている人がたくさんいると思うと、本当に許せないんです。でも、そういう試験だからこそ、難関と呼ばれる資格試験になってるんでしょうね。ということは、 さっさと攻略して合格しちゃいましょう。残念ながらそう思うしかありません。批判のコメントが来るかも知れませんが・・・完全独学だからこそ、 出題者の癖をとにかく考えていかなければいけません。こう考えると、 きっと社労士試験への取り組み方が変わりますよね?実際に解いてみて出来た感触はないのですが、答え合わせをすると意外とできているというのが、この社労士試験の一番の特徴だと思います。なので、 悪問を無視しながら、 確実に取れる問題で点数を重ねていく。これが一番大事な攻略ポイントです。ちなみに、 各単元の一問目は、 何気に難しい問題が来ることが多いですよ。きっと、これで自信喪失させる作戦なんです。二問目以降はすべて簡単だったとか、 社労士試験ならば有り得ます。その一問目でくらって、 その単元を丸々崩れてしまう人は、意外と多いのではないでしょうか。素直に解こうとするからいけないんです。そもそも悪問が多い試験だと思えば、試験中にそれを見抜くことで、他の受験生を一気に引き離すチャンスが生まれるのです。私は2年目の最後の方は、過去問を解きながら良く「突っ込み」を入れてました。「そんなわけねえだろ!」とか、「ここでそれ聞いてどうすんだよ!」とか、「それで受験生を騙せるとおもってるのかよ!」などなど。そう考えると楽しくなってきますよ。

勉強でもドルコスト平均法

投資でよく言われる「ドルコスト平均法」って知ってますか?要は、株やFXなどで毎月一定額を決めて投資していく方法で、相場の変化に振り回されないで、より効果的な結果を生むとされてます。詳しくはググってみてください。FP持ってる人は必ず知ってますよね。これを完全独学の勉強にも当てはめるのです。つまり、毎日一定の時間勉強すると決めて継続していくのです。調子が良くても悪くても、集中てきてもできなくても。これの良いところは、調子の良し悪しで勉強するかしないかを決めたりはしないので、継続するとトータル的に平均的にちゃんとやってたことになります。ということは、ある意味時間を味方に付けるという必勝法なのです。これは勉強や投資だけでなく、仕事においても同じだと考えてます。結局、能力の差はあるが、時間を味方につければ、いくらでも逆転できるもんなんです。

裏ワザ

最後に社労士試験を独学で勝ち取るための裏技をいくつか紹介いたします。私が見つけた裏技ですが、参考までにどうぞ。

選択肢正誤

選択肢内の言い回しから正答を判断する方法は、大学受験でも良くある作戦です。過去問分析をもとにあくまでも確率という意味では、困ったときの神頼み的に使うのは「有り」かもしれません。ただ、社労士試験は時間との勝負なので、当日あれこれ考えている暇はありません。過去問を何度も解いていけば、 自然と身に付く感覚でもあるので、十分な演習時間が取れたなら、 これがなくても何とかなります。ただ、ある程度学習して、 気分転換の目的で読む分には非常に効果的です。その位置づけで。自分は社労士試験前には買ってませんが、他の資格の勉強をした時に、 このシリーズを読んで良かったので紹介します。ちなみに、このテキストは2018年版以降発売されていないようなので、 中古から探すことになります。

選択式対策

皆さんは厚生労働省の新着情報配信サービスを利用してますか?社労士を目指すならば、 ぜひ受信をした方が良いと思います。毎日送られてくるのは若干うざいですが・・・法改正情報と合わせて、常日頃からアンテナを立てておくことも必要です。いざという時に差がつくと考えてます。選択式の問題は、その時代の旬な話題から取り上げられることが多いです。選択式での初見問題では、 こういったアンテナ勝負だと思ってます。どこかで何となく触れた情報というのが、いざという時のヒントになるのです。択一式の悪問とは違い、選択式は非常に良問ぞろいです。中途半端な姿勢で勉強をしている受験生を、見事に振り落とす設定になってます。これについては賛否両論あるかも知れませんが、私はこのように分析してます。択一式は「学科」で、選択式は「実技」の位置付け。社労士を本気で目指し、合格後にこの分野で活躍しようと考えているならば、こういったアンテナを立てておくはずです。選択式ではその部分が問われているだけなのです。だから改正ポイントが出たり、労基では判例が多かったり、健保では数字関係が出たりするんです。過去問を見ると、 「こんな細かいこと聞いてくるのかよ!」と怒りとともに、今後勉強していく自信を無くす場面が多々ありましたが、よくよく考えてみると、それらはその年にちょっと話題になったことだったりするんですよね。テキストの隅っこに載っていた内容だったとしても、その年に話題になったかどうかまではわかりませんよね。試験委員の方々はこれがポイントだと思って作っているわけですから、実務の世界(もしくは法曹界?)では大事なポイントだったりするんです。1年目の受験だった自分は、 2科目でまんまと足切り食らいました。短期勝負だったので、 アンテナを立てる余裕が無かったのです。もちろん、2年目の2017年は、 十分なアンテナを立てていたので、選択式は全科目足切りなしで、救済待たずに合格を確信してました。気になる方はぜひ登録してみてください。毎日来るので細かく見ることはできませんが、ざっと項目に目を通しつつ、気になる内容はページを開いてみましょう。毎日1~2分のちょっとした習慣です。あとは直前期の対策として一般常識問題集を使って何とかするしかないですね。 

ねんきんネット

皆さんは、ねんきんネットは利用したことありますか?日本年金機構が運営してますが、これを見ると自分の年金記録がすべて見れます。年金科目の勉強ためには、こちらを一通り確認しておくことをお勧めします。ただ、ほとんどの方が自分のケースはあまり問題にならないはずです。つまり年金を受けることができる世代はほとんど受験しません。そして問題になるのは60歳から70歳の世代です。ここで何がいいたいかと言うと、「自分の親世代の年金記録を見せてもらう」ことができるならば、ぜひ拝見させてもらいましょう!これはかなりのリアリティーです。年金の勉強のおかげで、親の生まれた年を確実に覚えることができました!(もともとは親の年齢を忘れてしまう親不孝ものでした・・・)こういう地味な作業こそが、 選択式で大きな差を生むことになるはずです。逆に言うと、 これに興味が持てないようならば、やはり社労士には向かないのではないでしょうか・・・(余計なお世話ですね。失礼しました。)

5択問題の大胆戦術

教材のところでも触れましたが、私は問題集は一問一答形式を推奨してます。社労士の5択問題というのは、 本当に意地悪です。初めからこれに付き合っていくと、 大事な基礎力を固めることができません。社労士試験は悪問が多いので、それを見極めて基本的な問題で点数を重ねていくのが、基本的な必勝法になります。では、実際に一問一答だけだと、当日の5択問題に太刀打ちできないので、どうするかを説明します。その答えは簡単です。予想問題を使いまくるです。私は3冊の予想問題を使い切りました。その中で、 以下の大胆戦術を編み出しました。参考までにどうぞ。動画も用意しました。

【第2回】社労士試験に独学で合格するための秘訣!独学社労士が対策講座!【5択問題の戦術編】

【大胆戦術①】トイレ休憩は3回。

第1ラウンド60分→労基・労災

第2ラウンド60分→雇保・健保

第3ラウンド60分→厚年・国年

第4ラウンド30分→一般常識

社労士試験の最大の山場は、何といっても午後の3時間半にわたる択一式。まずもって集中力が持たない。1年目の受験で前半は非常に好調だったのですが、後半に電池切れで点数もかなり崩れました。この戦い方を知っていれば、1年目で合格を勝ち取ることができたと思ってます。まず上記のように4つのラウンドに分けて、ラウンドの間にはトイレ休憩を入れます。社労士の試験は長時間なので、 何度でもトイレに行けます。とはいえ、 毎回手を挙げて、試験監督の人に怪しまれながらトイレに行くのは面倒です。それに普通は1回くらいです。ただ、私は気分転換もかねて、合格した2年目は3回トイレに行く作戦で臨みました。これがかなりヒットしました。もともとトイレが近いので、 毎回ちゃんと用は足しましたよ。念のため。

【大胆戦術②】一般常識は一番最後。

順番どおり解く必要はないんです。3時間半を戦い抜くためには、 メリハリが必要。その1つが上記のトイレ作戦なんですが、それと順番も重要な戦術になります。一般常識はもっとも頭を使わない科目だと思ってます。そのわりには文章や数字が多くて、 ちょっと疲れちゃって次の科目に響くんです。逆に、疲れた時に一般常識をやると、 肩の力が抜けて、意外と正解できるんです。ぜひ試してみてください。ただし、解答欄を間違えないように(これ超重要)。

【大胆戦術③】個数問題は捨てる

過去問でも、予想問題でも、この個数問題の正答率ってどうですか?正解することはあるのですが、5択すべての○×があっていて正解ってほとんどないんです(笑)ということは、 あまり深く考えずに何となく答えるのが、もっとも正解しやすいと気づきました。つまり2つ○×のミスがあると正解することがあるのです。100%の完成度の人なんてほとんどいないわけで、たった1問のミスで逃すくらいならば、「2問間違えても正解になるんだ」くらいの軽い気持ちで解いた方が、出来なかった時のメンタル面での打撃も少ないです。

【大胆戦術④】第1問はミスってOK

何となく受験生心理として、各科目の第1問目って正解してリズムをつかみたいですよね。でも、この社労士試験は、なんとその第1問目に難しい問題が来ることが多いんです。私は作成者のいたずらだと思ってますが、真面目な受験生は、これに簡単に引っかかります。よって、第1問はミスしてOKと思っておけば、それだけで気が楽になりますよね。その上で正解だったりするとテンションあがりますよ。試験作成委員の先生がた、ここで種明かししてしまい申し訳ありません。可能であれば引き続きその傾向でお願いします。そうすれば、 このブログを読んだ人だけ合格可能性があがりますので。

【大胆戦術⑤】結局、社会保険科目で決まる

何だかんだ言って、 社労士試験は社会保険科目で決まります。勉強不足な人が多いからかも知れませんが、社会保険科目が得意になると、それだけで有利なテストだという印象があります。だいたいの受験生は前から順番に勉強して、前から順番に問題を解いていきます。そうなると、後半は手薄になりがちです。その後半にある社会保険科目というのが、これまたややこしい単元で、 何となくの理解では点数にならないのです。仕組みを理解してしまえば何てことはない、完全なる得点源であることは間違いありません。よって、 社労士試験は社会保険科目から勉強を始めた方が良いと思います。勉強時間も思い切って労働保険科目の2倍かけてはどうでしょうか。社労士問題の全体の作問意図は、 以下のようになっていると分析してます。前半の労働保険問題では、 難問を織り交ぜながら、受験生の自信を喪失させる作戦です。中盤の一般常識問題では、数字を使って迷わせて受験生を疲れさせる作戦です。後半の社会保険問題では、全単元をしっかりやってきた受験生を救う作戦です。私は試したことないですが、もしかしたら「健保から解く」作戦も有効かも知れません。

以上が大胆戦術です。社労士試験問題で、こんな分析をしているのは私くらいだと思いますが、これこそ「完全独学」のなせる技です。実際に試験問題を作成している人に、こんな意図があるかどうかはもちろんわかりません。ただ、このように考えると、 色々なことがつながり始めて、すっきりとした気持ちで試験に迎えます。それが一番ありがたい効果なのかも知れません。

5か月合格学習プラン

1年目での失敗経験をもとに、5か月合格プランを考えてみました。これから独学で勉強をスタートしようと考えている方には参考になるかと思います。動画でご確認ください。

【第1回】社労士試験に独学で合格するための秘訣!独学社労士が対策講座!【5か月合格学習プラン】

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